yu-1513の日記

24歳。夜歴があって、精神科通院歴があって、精神科勤務歴があって、発達障害があって、聴覚処理障害があって、奨学金という借金があって、看護師免許があって、自傷痕があって、非正規雇用で、ストラテラ常用者で、未婚で、独居で、同性愛で、童貞も処女も失って、貞操観念を失って、人を信じる心を失って、夢がなくて金がなくて未来が暗くて彼女がなくて、アテがなくてツテもなくて、負けて負けて、もう最低にダメでも。

大宮のソープランド火災について一人の元風俗嬢が思うこと

大宮のソープで起こった火災。

働く女性、遊びに来てくれてたお客さんが亡くなったの、本当にやるせないし悲しい。

特に亡くなった女の子。

身体張ってまで一生懸命に生きていたのに、色んな思いとか夢とか事情とか覚悟とか目標があって働いていただろうに、道半ばで亡くなるなんて。

怖かっただろうな。熱くて苦しかっただろうな。まだやりたいことも伝えたいことも沢山あっただろうに。

想像するだけでも胸が痛みます。

どうか安らかに眠ってほしいし、来世こそは幸せに生きてほしい。

 

今回の件について、亡くなった方の実名報道だけは避けてほしいという声を、全国の同業女性のみならず多くの人々があげているのを見て、少し安心しました。

そんな中でも実名報道したNHKには怒りを覚えます。

 

亡くなった女の子は、ホストのために働いていたのかもしれないし、男のヒモだったのかもしれないし、学費や借金のためだったのかもしれない、整形して綺麗になりたいとか、ブランド物が欲しいとか、メンタルが不安定で一般の就労は難しいとか、叶えたい夢のための資金だとか、どんな理由があったかは知らないけれど、その女の子にとっては幸せになるための手段として、あるいは今の状況を打破する手段として、覚悟を持って働いていたはず。

どんな理由にせよ、簡単に足を踏み込める業界ではありません。

 

報道関係者の方には、亡くなった女の子の気持ちを少しでも想像してほしかった。

実名報道したところで亡くなった本人、遺族、誰一人良いことなんてない。死者にも、悲しみの中にいる家族にも鞭打つ行為。

もし今後実名の入った情報が流れてきても拡散しないであげてほしい。

 

 

火災の出火原因については、ボイラーの劣化が原因とかタバコが原因とか憶測で色々書かれているけれど、わたしは風俗営業法の歪みによって起こった人災の部分が否定できません。

 

風俗店の建物は、今の風俗営業法っていう法律じゃ、新しく作ることもできなければ、建て替えもできないんですよ。

 

だから現存する老朽化した建物を表面だけリフォームしながら、ごまかしごまかし使い続けるしかない。

火災や震災が起こったらすぐにおジャン。

 

そうして火災や震災による倒壊を待つことで、ソープランドが少しずつ駆逐されていって、最終的に見えるところから無くなって、街は浄化されていく。

少なくとも表面上は。

 

いわゆる浄化作戦。これが行政の狙い目なんです。

これ、働く人の安全はなに一つ考えられていないよね。

 

この法律によって今、大きな問題が二つ起こっているんです。

 

一つは老朽化した建物で働かざるを得ないこと。

一見、お風呂のタイルも浴槽も新しくて綺麗だけど、お湯の温度は不安定なの、経験ありません?

急に熱くなったり冷たくなったりしませんか?

表面上は新しくても劣化は確実にしているんです。

 

もしここで地震が起こったら?

もしここで火災が起こったら?

 

ぞっとしないですか?

 

サービスを提供する個室には、窓はないかあっても扉で外の景色が見えないように隔たれています。

隣の部屋から漏れてくる喘ぎ声を掻き消すために、大きな音量で音楽が流れています。

タオル、衣装、木製のきしむベッドなど、燃えそうなものがいたるところにあります。

何か起こったことに気づいても裸かもしれない。

狭い通路に、狭い個室。

炎が燃え移るのはあっという間だし、地震が来たら倒壊は一瞬。

 

危険と隣り合わせの環境で働いているんです。

今回燃えた大宮のソープが、ちゃんと避難経路を確保された店だったら、適切な防火設備があったら、被害拡大にならなかっただろうに。

 

 

もう一つの問題は、今の法律では店舗型のお店は新しく作れないんです。

これによって増えてきたのが、デリバリー型のお店や待ち合わせ型のお店。

女の子をお客様の家やラブホテルに派遣したり、指定された場所で待ち合わせてラブホテルへと向かうやつです。

 

こうして風俗店舗は目に見えるところからはどんどん姿を消していきます。

行政にとっては都合は良いでしょう。

 

でもね、働く女の子にとっては危険が増します。

見知らぬ男性といきなり二人きりですよ。

ソープみたいな店舗型だったら、何かあればすぐに男性スタッフに助けを呼べるけど、個人宅やホテルだとそうはいかない。

 

挿入させてよ、生でやらせてよ、って交渉してくる客なんかごまんといるし、うっかり入っちゃった的な事故を装って挿れようとする奴もウジャウジャいます。

 

 

本当に、本当に本当に、現在の風俗嬢の労働環境は危険と隣り合わせなんです。

 

だから、どうかお偉い方々、風俗営業法を見直してください。

風俗店舗の新設、建て替えは認めないって法律はおかしいです。

街の浄化と、人の安全、人の命、どっちが大切ですか。

  

風俗は世の中に必要です。

働く側にとっても、利用する側にとっても、まったく無関係に生きてる世間一般の人にとっても、必要です。

 

風俗があるから、日本の性犯罪の件数は今の数に抑えられているんです。

風俗があったから人生を立て直すことが出来たという人が多くいます。

女の子も、男性スタッフも、夢とか目標とか事情があって働いています。

人生に詰んだ時、風俗のお仕事に救われた人がどれだけいたか。

底辺の仕事って思われがちだけど、お客さんに良いサービスを提供しようとプロ意識を持って働いている人が大勢います。

 

お客様からお金をいただき、相応のサービスを提供する。

風俗もサービス業の一つです。

 

たとえば未婚の40代サラリーマンがいるとして、家と仕事の往復の生活で、職場では気を張り詰めて、家では認知症の母の介護があって、そんな人が月に一回風俗に息抜きにきて、女の子と楽しく話して、肌を重ねて癒されてリフレッシュして、明日からもまた頑張ろうという気持ちになれる。

 

これの何がいけないですか。

 

たくさんの男性に癒しと、明日への活力を与えている。

 世の中の経済も回る。

 

風俗はいつの時代も世の中に必要です。

上手く共存していくしかないんです。

 

今回のようなことは二度と起こって欲しくない。

どうか性風俗業で生きてる人間にも、人並みに安全に働くことのできる環境を下さい。